あるいは日常の断片

LIFE1.5から見える風景

昭和を代表するホテルで感傷に浸った話。

先日、伊東にあるハトヤホテルさんに一泊旅行してきました。

そう、「いとうに行くなら〜🎵」のTVCMで有名な昭和の大規模ホテルです。

施設は一部老朽化しているとはいえ、往年の豪華さは健在。館内あちこちで出会える60〜70年代のレトロデザインも魅力です。

エントランスのスケール感。

温泉に行く豪華シャンデリアエスカレーター。


うんうん、欲しかったのはこのスケール感です。最盛期にはどれだけたくさんのお客さんがここを行き交っていたのでしょうか。その姿が偲ばれます・・。

 

ハトヤホテルと言えばこの渡り廊下は外せませんね。若いお客さんたちにもフォトスポットとして大人気でした。

60年代SF映画風味。かっこよ。

そしてこの先にあるのが500人以上収容可能なシアター会場。スペクタクルすぎる。

ここでお夕食をいただきました。他のお客さんたちも、同じように昔を懐かしんでいらっしゃった様子で昭和の連帯感を勝手に感じてしまいました。

かつては慰安旅行などで上司と部下がアツくお酒を酌み交わす場でもあったのでしょう・・。

二階バルコニーの曲線が美しい、レトロフューチャーデザイン。

館内で不思議だったのが、一階のみならず各階にも客室と並んでたくさんの宴会場(お座敷)があったこと。今のホテルには絶対にない設計で、どうしてこんなに多くの宴会場を作ったの?と思っていたらこれも昭和の遺産であることに気づきました。

奥に続くたくさんの宴会場。だけど真っ暗・・こんな場所が館内あちこちに。

かつてはひと家族の人数が多く(我が家も7人いました)、各家族ごとに宴会場が使われていたのでしょう。祖父母、両親と子どもたちの宴会はそれはもう賑やか、ハトヤホテルはたくさんの宴会場を用意してもてなし続けていたのでしょう。

けれど現在はどのお部屋も使われておらず真っ暗。おそらく広い館内の3/1も使っていない印象でした。

ちなみに今回宿泊していたお客さんたちも、見たところほぼ全員二人連れでしたね。

 

★★★★★

 

昔のままの館内だからこそ、日本人が活気に溢れていた頃の賑わいや高揚感があちこちに感じられ、だけど同時に変わってしまったなぁ・・という寂しさを感じる旅となりました。

最新のラグジュアリーホテルもいいけれど、子どもの頃の甘い記憶を呼び起こしながら感傷に浸る旅もいいものです。

皆さんも宿泊可能なうちにぜひ一度訪れてみてくださいね。

 

昭和を巡る旅、これからも続けていこうと思います。

 

P.S. 翌日はサンハトヤさんの海底温泉でまた感動するのですがそれはまた別の話で。